【KAIZEN三四郎ものづくり道場】JITを徹底し、小人化を実現するためのステップ(後編) 〜三四郎とツクル君のKAIZEN対話:生産管理システム「TED」で実現する適正人員配置〜

【登場人物】
• KAIZEN三四郎: 現場改善のプロフェッショナル。経営と現場の両方の視点から、分かりやすく課題解決を導く。
• ツクル君: 若手の中堅製造スタッフ。現場のやりくりや日々の忙しさに追われつつも、改善に前向き。

プロローグ:小人化のハードルをどう超える?

ツクル君

三四郎さん、待ちかねましたよ! 前編で教えてもらった
『小人化(しょうにんか)』の3大ステップ、早く具体的
にどうやるのか知りたくて、ウズウズしていました!

KAIZEN三四郎

おっ、ツクル君、いい意気込みだな! おさらいすると、
JIT(ジャスト・イン・タイム)を徹底して小人化を実現
するためには、次の3つのステップを順番にクリアして
いく必要があるんだったな。

【小人化実現への3大ステップ】
1. 「標準作業」の確立と、工程ごとの「負荷(仕事量)」のリアルタイムな見える化
2. どの作業でも柔軟にこなせる「多能工化」の育成
3. 「今の仕事量」に対して「最適な人員配置」を瞬時に判断できる仕組みづくり

ツクル君

はい! でも、毎日バタバタと計画が変わる町工場で、
ステップ1の『リアルタイムな負荷の見える化』なんて、
本当にできるんですか? 紙の日報を回収してExcelに
打ち込んでいるようじゃ、状況が分かるのは『翌日』
になっちゃいます……。

KAIZEN三四郎

その通り。小人化をやるためには、情報のスピードが命だ。
現場の『今』が分からないと、人員をパッとシフトさせる
なんて判断はできない
からな。 そこで威力を発揮するのが、
生産管理システム『TED』なんだ!

ステップ1:TEDの「実績リアルタイム収集」で負荷を瞬時に見える化!

KAIZEN三四郎

まずステップ1の『負荷の見える化』。TEDでは、現場
の作業者が1人1台持っている端末のパソコンを使って、
『今からこの作業を始めます』『終わりました』と、
その場でかんたんに入力するんだ。

ツクル君

あ、それならうちの現場でもやっています! ボタン
をポンと押すだけだから楽なんですよね。でも、それ
がどう小人化に繋がるんですか?

KAIZEN三四郎

みんなが端末でポンと押したデータが、リアルタイムに集計されてな、TEDの画面上で『各工程の負荷状況』として一瞬でグラフ化されるんだ。 『A工程は今日の目標に対して作業が遅れていて、このままだと3時間オーバー(負荷大)』 『B工程は順調すぎて、あと1時間で今日の分が全部終わってしまう(手待ちが発生する)』 こういう『今、どこが詰まっていて、どこが空いているか』が、事務所のパソコンからも現場のモニターからも、全員にひと目で伝わるようになるんだ。

ツクル君

なるほど! 紙の日報を待たなくても、今まさに
手待ちになりそうな工程や、パンクしそうな工程
が数字とグラフでハッキリ分かるんですね!

ステップ2:見える化したデータを元に「多能工」を活躍させる!?

KAIZEN三四郎

そうだ。そして、空いている工程が
分かったら、次にするべきことは?

ツクル君

空いている工程の人を、忙しい工程の応援に行かせる!……
あ、でも三四郎さん。応援に行かせたくても、その作業が
できる人が限られていたら、動かせなくないですか?

KAIZEN三四郎

鋭いな、ツクル君! そこでステップ2の『多能工化』が必要
不可欠になるんだ。 JITの基本は『1人の作業者が複数の工程
をカバーできること』。 TEDで『誰がどの機械を動かせるか』『どの作業のスキルを持っているか』というスキルマップを
日頃から管理・共有
しておけば、管理者も『よし、B工程が
空いたから、A工程の応援にはスキルを持っている〇〇さんに
行ってもらおう』と迷わず指示を出せるようになるんだ。

ツクル君

なるほど、現場の負荷が見えるからこそ、『どこで誰の
スキルを活かすべきか』が明確になるんですね。現場の
人たちも『自分の応援が、今まさにラインの詰まりを解
消しているんだ』と分かれば、気持ちよく動けます!

ステップ3:最適な人員配置(小人化)を瞬時に判断・実践する

KAIZEN三四郎

そして最後のステップ3。 『今日の午前中の生産量は、計画
の半分でいい』となった時、管理者や現場リーダーは、TED
の計画画面を見ながら人員配置を決める。 『これだけの仕事
量なら、今日は3人でラインを回そう。余った2人は、午前中
は別製品の段取りや、スキルの薄い若手の教育(多能工化の
育成)に時間をあてよう』 こういう『仕事量に合わせた人員
配置(小人化)』の判断が、1日のスタート時点、あるいは数
日前の計画段階で論理的にできる
ようになるんだ。

ツクル君

すごい! 今までは『なんとなく毎日全員がいつものライン
に張り付く』のが当たり前でしたけど、仕事量に合わせて
『最適人数』をデザイン
するわけですね。 これが徹底でき
れば、仕事が少ない日でもダラダラ作ることがなくなって、
人件費という固定費が無駄になりません!

KAIZEN三四郎

そう。出来高を無理に増やす(=余計な在庫を作る)のでは
なく、仕事量に合わせて人数を最小化(=小人化)する。
JITと小人化がピタッと噛み合うと、無駄な残業や特急対応が
なくなり、会社の体質は劇的に強くなる。結果として、人が
急に辞めても慌てて募集しなくていい(省人化された)『利
益がしっかり残る工場』へと変わっていくんだ。

エピローグ:システムは「仕組み」を動かすための道具

ツクル君

うわぁ……! 生産管理システムって、単に『進捗を管理する』ためのものだと思っていましたけど、会社の利益(固定費削減)を生み出すための『小人化を実践する武器』だったんですね!

KAIZEN三四郎

その通りだ。どれだけ素晴らしいJITの理想を掲げても、
現場のリアルタイムな数字が見えなければ、小人化は絵
に描いた餅で終わってしまう
からな。 『TED』という
武器を使って現場の事実を正しく把握し、小さな改善を
積み重ねること。これこそが、激動の時代に中小製造業
が生き残るための『仕組みづくり』なんだぞ。

ツクル君

よし! さっそく僕も、まずは自分たちの現場の負荷がどう
なっているか、TEDの画面をじっくり見て、仲間と一緒に
応援体制(多能工化)の相談をしてみます!

KAIZEN三四郎

おう、その意気だ! 応援しているぞ、ツクル君!

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私たちは、ただシステムを導入するだけでなく、中小製造業の皆様が「JITの徹底」や「小人化」を実現し、本当に利益が残る体質へ変わるための現場改善をトータルでサポートしています。

「自社の現場で、どこから小人化の手を付ければいいか分からない」
「まずは現場の負荷状況をリアルタイムに見える化したい」

そうお考えの経営者様、現場リーダーの皆様、ぜひお気軽にお問い合わせください。実際の改善事例を交えながら、貴社に最適なステップをご提案いたします。


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