プロフェクト(株)メルマガ DXナビゲーション バックナンバー 第49号:当サイトで新連載「KAIZEN三四郎が見抜く製造業の真因」が始まります

本当に見直すべきことは…

製造現場で、こんな光景はありませんか。
「納期が迫っている。急げ」
「残業で何とか間に合わせよう」
「応援を入れて、とにかく機械を動かそう」

現場は忙しく、社員も懸命に働いている。
それでも、納期はいつもぎりぎり。ときには遅れてしまう。

このような状況が続くと、
「現場の作業が遅いのではないか」
「もっと効率よく加工できないのか」
「新規に機械を導入しなければならないのか」
と考えがちです。

しかし、本当に見直すべきなのは、加工の速さでしょうか?

・加工を始めようとしたら、必要な部品が揃っていない。
・図面や指示の内容が曖昧で、確認のために作業が止まる。
・加工条件が定まらず、試行錯誤や手直しが発生する。
・準備が整わないまま着手し、途中で別の仕事へ切り替える。
・本日出荷品が間に合っていないのに、明日以降の製品を作っている工程がある。

こうした問題は、作る瞬間に初めて表面化します。

すなわち、その原因は、製造そのものではないことが少なくありません。
そこで、プロフェクト株式会社では、弊社Webサイトで新しい連載を開始します。

新連載「KAIZEN三四郎が見抜く製造業の真因」が始まります

「KAIZEN三四郎が見抜く製造業の真因」
~ツクル君と探る「利益を生み出す工場」のつくり方~

この連載でお伝えするのは、生産管理システムの機能紹介ではありません。

工場で起きている問題を、目の前の「現象」だけで終わらせず、「なぜ、その問題が起きているのか」という視点から、その奥にある原因を考えていきます。

残業や応援によって一時的に納期を守れても、問題の原因が残ったままでは、同じことが繰り返されます。

現場をさらに急がせる前に、営業、生産管理、設計、購買、製造など、部門をまたぐ仕事のつながりを見直す。

そして、現場が迷わず、探さず、待たず、途中でやり直さずに、仕事を最後まで流せる状態をつくる。

言い換えれば、
現場に「問題」ではなく「仕事」を渡す。「泥縄状態からの脱却」

そのために必要な考え方と仕組みを、KAIZEN三四郎(現場改善のプロフェッショナル)とツクル君(中堅製造スタッフ)の対話を通じて取り上げます。

第1章は「生産準備編」

新連載の第1章では、製造が始まる前の「生産準備」をテーマに、全3回でお届けします。

第1回
なぜ、急いで作ろうとする工場ほど納期が遅れるのか?
― 加工時間より「止まっている時間」を見る ―
(製品は形が変わって初めて付加価値が増し、最終工程へ近づく)

「急げば早く終わる」とは限りません。
準備が整っていない仕事を急いで現場へ投入すると、部品待ち、確認待ち、作業中断、優先順位の変更、再段取り、手直しが発生します。(段取り8分)
なぜ、急いでいるはずなのに、工場全体では仕事が遅れてしまうのか?
その背景を「製造が始まる前」という視点から考えます。

第2回
「準備完了」のはずなのに、なぜ現場から質問が出るのか?
― 現場が途中で止まらないための六つの着手条件 ―

材料や工具を揃えるだけが、生産準備ではありません。
何を作るのか?何を使うのか?どの順番で進めるのか?いつまでにつくるのか?どう作り、どう確認するのか?未決事項をどう扱うのか?
「最初の工程を始められる」だけでなく、「途中で止まらず完成まで流せる」ための六つの着手条件を考えます。

第3回
なぜ、できる部署長ほど自分の仕事が終わらないのか?
― ベテランの判断を、現場で使える形に残す ―

ベテラン社員の経験や知恵は、会社にとって重要な財産です。
ただし、そのすべてを標準書にする必要はありません。繰り返される確認、判断の入口、過去に失敗したポイント、「ここから先はベテランへ相談する」という境目を、ほかの社員も使える形で残すことが重要です。

誰か一人に聞かなければ仕事が進まない状態から、繰り返しの確認は仕組みで進め、本当に難しい判断にベテランの力を使える工場へ。そのための考え方を取り上げます。

急がせる前に、「作る前」を見直す

納期遅れが起きたとき、残業や応援が必要になる場合もあります。
しかし、それだけで乗り切り続けていては、現場の負担が増える一方で、問題を抱えたまま同じことが繰り返されます。

見るべきなのは、
「なぜ、作業が遅いのか」
だけではありません。

「なぜ、現場は作業を始められないのか」
「なぜ、途中で止まるのか」
「なぜ、やり直しが発生するのか」
その一つ前にある、製造開始前の準備に目を向ける必要があります。

新連載「KAIZEN三四郎が見抜く製造業の真因」では、製造現場で繰り返される問題を題材に、その背景にある原因と改善の方向を考えていきます。

第1章「生産準備編」は全3回です。

第1回「なぜ、急いで作ろうとする工場ほど納期が遅れるのか?」は、8月下旬公開予定です。その後、第2回、第3回を順次公開します。

また、第3回の公開にあわせて、図面・材料・工程・加工条件・検査・未決事項を1枚で確認する「生産準備チェックシート(Excel版)」を無料で配布する予定です。

現場をさらに急がせる前に、まず「作る前」に何が起きているのか。

KAIZEN三四郎とツクル君と一緒に考えていきます。

そして、第2章、第3章、第4章へ

第1章「生産準備編」に続いて、連載はさらにテーマを広げていきます。

第2章「生産計画編」
「計画は、工場の司令塔である」

毎日変わる計画、飛び込み仕事、納期変更。
「守れる計画」とは何かを考えます。

第3章「自工程完結編」
「品質は検査ではなく工程でつくる」

検査で不良を見つける工場から、不良をつくらない工場へ。
一人ひとりが品質をつくる仕組みを考えます。

第4章「コストの見える化編」
「利益は決算書ではなく現場で生まれる」

なぜ、忙しいのに儲からないのか。
原価と利益を見える化し、利益を生み出す工場を考えます。

生産準備、生産計画、品質、そしてコスト。

製造現場で起きている問題を一つひとつ取り上げながら、
「なぜ、そうなるのか」という真因を探り、
利益を生み出す工場づくりを考えていきます。

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