②納期遅れ0

納期には要求納期と約束納期という見方があります。

要求納期とは、お客様から要求された納期のことです。
約束納期とは、お客様へ出荷できると約束した納期のことです。

約束納期を守れない自社の原因の例としては、
・約束納期の設定が間違っていた
・原材料、部品不足
・生産能力の不足
・人員の不足
・工程の品質問題
などがあります。

要求納期を守れないお客様の原因の例としては
・製造のリードタイム上、間に合わない無理な注文である
・数量の変更(急激な増加)
・注文の前倒し(要求納期の前倒し)
などがあります。

親会社から「ある仕事を明日までにやってくれ」と頼まれた場合、「明日までには、出来ないので出来る日を答える」
ことが重要ですが、仕方なく「出来ないけどオーケーする」のが多くの中小企業の現状です。
しかし、オーケーして、できないとき、信用を失って次から仕事が来なり、取引がなくなることすらあります。
「根性」や「気合い」で乗り越えるのものではありません。
そして、お客様は、最終的には要求納期を守ることを要求してきます。

対応策は、まず、企業の生産能力、原材料、部品、製造などを考えて約束納期を決めることです。
緊急品などを考えて余裕を持たせたほうがよい場合もありますが、約束納期を絶対に守ることです。 
また、約束納期を要求納期に近づけることが重要です。
これは、注文のリードタイム(受注日から要求納期日まで)が製造のサイクルより物理的に短い場合は、
見込み生産などを行う方法(内示情報などを活用します)や、在庫に対して注文の引き当ての変更(ペギング)などを行う方法が有ります。

自社における工程納期の把握は、先ず正しい自社情報を把握することが、何より大切となります。
工程納期や工数の把握などは、各現場の作業員の負担増にならず、着完がリアル把握対応出来るシステムの導入をお勧めします。

中小企業には、それぞれの生い立ちによる個性があります。
また、その個性こそが他社に対する差別優位性になっています。
その個性を共有し貴社に合ったムリの無い、成果に直結するご提案をさせて頂きます。
まずは、ご連絡をください。