【速報分析】IT導入補助金2025・通常枠6次公募結果、採択率35.5%!&IT導入補助金は「デジタル化・AI導入補助金」へ!

はじめに
12月11日に発表されたIT導入補助金2025・通常枠6次公募の採択結果は、多くの事業者の関心を集めました。
今年度申請できる公募は第8次(最終回)のみとなっている中、30%台の採択率に変化があるかが注目されていました。
今回、35.5%という結果になったことと、令和7年度補正予算による次年度の変更点も合わせて、解説いたします。
通常枠6次公募は採択率35.5%!
| 公募回 | 発表日 | 申請数 | 採択数 | 採択率 | 前回比 |
| 1次 | 6/18 | 2,979 | 1,511 | 50.7% | – |
| 2次 | 7/24 | 3,516 | 1,447 | 41.1% | ↓9.6% |
| 3次 | 9/2 | 3,856 | 1,174 | 30.4% | ↓10.7% |
| 4次 | 9/30 | 2,742 | 935 | 34.1% | ↑3.7% |
| 5次 | 10/31 | 2,976 | 1,103 | 37.1% | ↑3.0% |
| 6次 | 12/11 | 2,624 | 931 | 35.5% | ↓1.6% |
出所:IT導入補助金2025事務局資料より作成
今回通常枠の申請数・採択数は減少しました。その反面、インボイス対応枠の申請数は大幅な増加(6,670→7,464)となっています。
第7次からは賃上げに関わる制度変更が適用された上での審査となりますので、採択率がどうなるかは引き続き注目すべきポイントだと考えます。
制度変更に関しては以下の記事をご参照ください。

IT導入補助金はデジタル化・AI導入補助金へ!何が変わる?
2025年度補正予算案で判明した「リニューアル」の全貌
名称変更の背景には、国の強い危機感があります。現在、中小企業のAI導入率はわずか約5%。「IT導入」から「デジタル化・AI導入」へと看板を掛け替えることで、この現状を打破し、生産性向上を加速させたいという意図が明確です。
具体的には、以下のようなツールが推奨されています。
- 生成AIツール(ChatGPT等の業務活用)
- 社内用AIチャットボット
- AI-OCR(手書き帳票の読み取り)

出所:中小企業庁 令和7年度補正予算PR資料(中小企業・小規模事業者関連予算抜粋)より
「AIなんてまだ早い」と思っていませんか?
ここで重要なのが、担当省庁(中小企業庁)のコメントです。 「基本的な仕組みは従来のIT導入補助金と同じ」であると明言されています。
つまり、すべての企業がいきなり高度なAI開発をしなければならないわけではありません。「生産性向上に寄与するツール」として、AI要素を含むシステムや、将来的なAI活用の土台となるシステム(生産管理など)は、引き続き対象となると考えられます。 むしろ、これからの生産管理システムは、「AIが学習・分析するためのデータを貯める場所」としての役割が評価されるようになるでしょう。
開始時期はいつ? プロフェクトの予想
気になる公募開始時期ですが、現状公式発表はありません。しかし、これまでの傾向から私たちは「3月下旬〜4月開始」と予想しています。
- 理由1: 前回のIT導入補助金2025は事務局変更等のトラブルで開始が5月以降と大幅に遅れました。今回は「仕組みは大きく変わらない」ため、そこまでの遅延はないと見られます。
- 理由2: IT導入補助金2025の最終結果発表が2月17日です。切れ目なく支援を行うため、春先には新制度が動き出す可能性が高いです。
今から準備すべきこと
開始が4月だとすると、準備期間は意外と短いです。 名称に「AI」がついたことで、審査では「データをどう活用するか」「どう生産性を上げるか」というストーリーがより重視される可能性があります。
「TED」導入による現場の標準化・データ化は、まさにこの「デジタル化・AI導入」の第一歩です。公募要領が発表されてから慌てるのではなく、今のうちから自社の課題(=AIやシステムで解決したいこと)を整理しておきましょう。
デジタル化・AI導入補助金をご検討される皆様へ
「デジタル化・AI導入補助金」への名称変更は、国が本気で中小企業のデータ活用を求めているサインと言えます。
通常枠の採択率35%という厳しい現状において、単に「システムが欲しい」という要望だけでは、審査を通過することは難しくなっています。「現場の課題をどうデータ化し、どうAI(将来的な自動化)につなげるか」という明確なストーリーが今、求められているのです。
プロフェクトは、単なるシステムベンダーではありません。中小製造業の現場を知り尽くした私たちだからこそ描ける、「採択されるための導入シナリオ」があります。
4月開始(予想)のスタートダッシュを決めるには、今からの準備が不可欠です。「自社は対象になるか」「TEDで何ができるか」、まずはお気軽にご相談ください。

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