プロフェクト(株)メルマガ DXナビゲーション バックナンバー 第46号:見える化したのに、なぜ現場はExcelに戻ってしまうのか?

最近、製造業の経営者様や工場責任者様から、次のようなご相談をいただくことがあります。

「工場の状況を見える化したい」
「DXを進めたい」
「生産管理システムを入れたのに、結局Excel管理に戻ってしまった」

見える化は重要です。
しかし、見える化すれば現場が動くとは限りません。

実際には、
・システムを入れたものの誰も使わなくなった
・入力作業だけが増えて現場に負担感が残った
・高い費用をかけたのに最終的にExcelや紙の管理に戻ってしまった

というケースは少なくありません。

では、なぜこのようなことが起きるのでしょうか。

なぜ「見える化」したのに現場は動かないのか?

原因は、現場のITリテラシーが低いからではありません。
現場が協力的でないからでもありません。

多くの場合、原因はもっと手前にあります。

それは、「経営側が見たい情報」と「現場が日々困っていること」がズレていることです。

たとえば、経営側は次のような情報を見たいと考えます。
・受注ごとの進捗
・工程ごとの遅れ
・在庫・欠品状況

一方で、現場が日々困っているのは、もっと具体的なことです。
・今日、何を優先して作ればよいのか
・どの部品が足りないのか
・どの工程で止まっているのか

このズレが残ったままシステムを導入すると、現場にとっては「入力作業だけが増えた」と感じられます。
・最初は入力されていても、だんだん更新されなくなります。
・情報が古くなり、経営側もその情報を信用できなくなります。
・そして、最終的にはExcelや紙に戻ってしまいます。

つまり、問題は「見える化」そのものではありません。
問題は、現場が使い続けられる形で見える化できているか、という点にあります。

製造現場を知るからこそ、私たちが重視すること

プロフェクト株式会社は、中小製造業8社が集まって立ち上げた会社です。
そのため、私たち自身も過去に、製造現場で同じような失敗を経験してきました。
「理屈としては正しい」
「画面上では便利そうに見える」
「経営者としては見たい情報が並んでいる」

それでも、現場が使わなければ意味がありません。
生産管理システムは、経営者のためだけの集計ツールではありません。
現場が日々の段取りや確認に使い、その結果として経営判断にも使える情報が蓄積されていく仕組みであるべきです。

だからこそ、総合生産管理システムTEDでは、単に情報を表示するだけではなく、現場で使い続けられることを重視しています。

TEDでは、受注・手配・工程進捗・在庫などの情報をつなげることで、たとえば次のような状態を早めに把握しやすくします。
・どの案件が遅れそうか
・どの部品が欠品しそうか
・どの工程で作業が止まっているか


担当者ごとに別々のExcelで管理していた受注残、手配状況、工程進捗、在庫情報がつながることで、「今日確認すべき遅れ」「欠品しそうな部品」「納期に影響しそうな案件」を確認しやすくなります。

重要なのは、単に経営者が見たい情報を並べることではありません。
・現場が入力する意味を感じられること。
・入力した情報が、日々の段取りや確認作業に役立つこと。
・そして、その情報が経営判断にもつながること。

この流れができてはじめて、生産管理システムは定着します。

まずは自社の“情報の詰まりどころ”を確認しませんか?

過去に、次のような経験はないでしょうか。
「システムを入れたが定着しなかった」
「見える化したが、現場の行動は変わらなかった」
「入力はしているが、その情報が活用されていない」

このような場合、すぐに新しいシステムを検討する前に、まず確認すべきことがあります。
それは、自社の生産管理のどこで情報が止まっているのか、ということです。
受注、手配、工程進捗、在庫、納期管理のどこで情報が詰まっているのか。
この“情報の詰まりどころ”を整理しないままシステムを入れても、同じ問題が繰り返される可能性があります。

そこで、自社の生産管理の状態を客観的に確認できる
【生産管理能力診断チェックシート】をご用意しました。

いくつかの質問に答えることで、受注、手配、工程進捗、在庫、納期管理などのうち、どこに課題があるのかを整理できます。

まずはチェックシートで、自社の生産管理がどこで詰まっているのかをご確認ください。

また、診断結果をもとに、
「自社のどこに問題があるのか、もう少し具体的に整理したい」
「Excel管理を残すべき部分と、システム化すべき部分を切り分けたい」
「現場入力を定着させるには、何を変えるべきか相談したい」
という方は、個別にご相談ください。

私たちは、TEDの導入ありきでお話を進めるのではありません。
まずは貴社の現場で、どこで情報が止まっているのか、なぜ入力が続かないのか、どの情報から整備すべきかを確認するところからお手伝いします。
生産管理や現場の見える化でお困りの方は、まずは一度ご相談ください。

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