【KAIZEN三四郎ものづくり道場】標準工数と実績工数 ~「なんとなく」の原価計算から脱却し、利益を生み出す時間管理へ

 「うちの原価は本当に合っているのか?」「短納期でいつも現場が疲弊している…」 そんなお悩みを抱える製造業の経営者・現場責任者の皆様へ。

 生産性を向上させ、安定した利益を生み出すために不可欠な指標が「標準工数」と「実績工数」です。しかし、「多品種少量生産だから標準化なんて無理!」と諦めていませんか?

 あなたの工場では、『標準工数』が現場の“共通言語”になっていますか?

 本記事では、ものづくりの師範で経営コンサルタントの KAIZEN三四郎と中小金属加工企業の勤める若手担当者 ツクル君の対話を通じて、標準工数の真の役割と、それを多品種少量現場で活用し利益に変えるためのヒントを分かりやすく解説します。

標準工数とは

ツクル君: 三四郎さん!最近、「標準工数」と「実績工数」って言葉をよく聞くんですけど、
イマイチ違いがピンとこなくて…。

ツクル君: なるほど。「標準作業」…。でも、その「標準作業」って何ですか?

作業標準時間の深掘り

ツクル君: ②の作業標準時間がキモですね!これって、どうやって決めるんですか?

ツクル君: 細かい…!「作業標準時間」の中には、「余裕時間」もあるんですね?

ツクル君: その標準時間はどうやって確立するんですか?

ツクル君: なるほど、机上の空論じゃなくて、現場の現実をしっかり測る必要があるんですね。

中小製造業の課題と実績工数

ツクル君: この標準時間があれば、作業効率の向上や計画が立てやすくなりますね!

ツクル君: ああ…うちも品種が多いから、一つの製品に時間をかけて標準を設定しても、すぐに次の製品に移っちゃいますもんね。

ツクル君: そこで出てくるのが「実績工数」ですか?

標準のワナと改善の道

ツクル君: え!例えばどんなムダですか?

ツクル君: うわ!「標準」に満足してはいけないんですね。「100%」は、過去の通過地点に過ぎないんだ!

ツクル君: なるほど…!標準工数を掘り下げて、ロスを無くし、効率の良い、疲れない職場を目指す!

ツクル君: 現場の作業員の負担にならず、リアルタイムで着手・完了が把握できる仕組みが重要になるんですね。基準となる情報の「入手の仕方」「正確な計測」が命!

ツクル君: ありがとうございます!標準工数と実績工数の関係、そして改善の道筋が分かりました!

多品種少量・短納期でもPDCAを回す仕組みを!~総合生産管理システム TEDのご紹介~

 KAIZEN三四郎が語ったように、多品種少量生産の中小製造業にとって最大の課題は、標準工数の設定と実績工数の正確な把握、そしてそれを活かした継続的な改善(PDCA)の仕組みづくりにあります。

 「標準(P)」を維持・更新できなければ、正確な「実績(D)」はただのデータになり、改善の「分析(C)」も、「行動(A)」も空回りしてしまいます。

 当社の総合生産管理システム TED は、この課題を解決するために開発されました。

 品質、納期、原価、人材、設備 —全てにおいて高い情報管理を行い、貴社の「個性」を活かした成果に直結するムリのないDXを支援します。

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