プロフェクト株式会社 代表取締役 阿部志郎 2025年 年頭のご挨拶
2025年という新しい年を迎え、謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
旧年中は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
2025年が幕を開け、私たち一同は新たな年のスタートを胸躍らせて迎えております。一昨年末から昨年はじめにかけて、「TOHOKU DX 大賞2023」「いわてDX大賞2023」、そして参画企業の広島メタルワークが「DXセレクション2024」を受賞することができました。このように弊社の総合生産管理システムTEDがDXにかかる賞を授かることができましたのも、中小製造業が連携して現場の視点でそれぞれの課題解決に対応した点、品質、コスト、納期において中小製造業ならではのきめ細かなノウハウを入れ込んだ点が高い評価を受けたからに他なりません。おかげをもちまして、製造業を取り巻く環境変化や市場の変動に対応しながらも、皆様のご支援のもとで成長を遂げることができました。それもひとえに、お客さま一人ひとりのご信頼とご協力の賜物であり、この場を借りて、改めて感謝申し上げます。
また、昨年7月には東京都港区浜松町において東京本社として東京事務所を開設いたしました。本年は東京本社において導入教育や定期的なセミナーの開催を始めます。TEDの操作支援・効果的な活用方法、DX・生産管理のノウハウなどの提供など、皆さまの経営の一助となる情報を提供してまいります。
製造業においては、本年は「2025年の崖」と呼ばれる問題が起きる可能性があります。これは、経済産業省が「DXレポート」で提示した警句で、DXの推進が遅れることで国際競争力を失い、経済損失が発生すると予測されていることを指しています。
さらなる将来にやってくる「2030年問題」にも注意する必要があります。2030年問題とは、高齢化(2030年には国民の約3人に1人が65歳以上の高齢者になると見込まれています)に伴う労働人口の減少により、2030年に顕在化すると想定されている社会問題の総称です。多くの企業が人材不足に陥るほか、人材獲得競争の激化や人件費の高騰など、さまざまな問題に直面すると考えられています。
いずれも製造業の各企業において、既にその影響が出ている非常に重要な課題だと言えます。これまでと同様のやり方で業務を続けていては、将来、さらに問題は深刻化し経営を揺るがす事態となりかねません。製造業の管理手法はかつての大量生産時代と比べて格段に難易度が上がっています。仕事を標準化し、システム化することで生産性を上げ、熟練者でなくても仕事ができるようにすること、データに基づいて高度なPDCAの管理をすることが必要です。そのためには人に依存した生産管理を改め、システムで生産管理が回るようにしなければなりません。製造業がDXを推進する上での一丁目一番地は生産管理システムの導入にあります。
今年も私たちは、お客さまにとってさらに価値ある商品・サービスを提供し、信頼されるパートナーとして共に成長していけるよう全社一丸となって取り組んでまいります。デジタル技術の進化や社会的な課題に対応するため、新たな挑戦をし続けるとともに、より高い品質とより迅速な対応を心がけ、お客さまのニーズにお応えしていく所存です。
2025年も引き続き、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
2025年元旦
プロフェクト株式会社
代表取締役 阿部志郎
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